創設は1953年と名前にふさわしく歴史ある競走、阪神競馬場で行われてきたが距離がいろいろと変更となり、現在の芝3000m競走となったのは1974年から。現在の春の天皇賞の前哨戦の位置づけとなったのは1987年の春開催への時期変更によってから。

2014年からは優勝馬に天皇賞(春)への優先出走権が与えられる。

現在は中距離走の大阪杯がG1昇格となったため、大阪杯をぶっつけ本番にして天皇賞春も挑むという馬も有力馬には増えている。毎年、少頭数で位置づけがあやふやになりつつある印象。

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阪神競馬場芝3000m(内回り)で争われる。ステイヤーたちの春の始動レースとして見どころある競走となる。

阪神大賞典の基礎データ

グレードGⅡ
賞金

67,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系4歳以上 (国際)(指定) 別定
コース条件3000m 芝・右

阪神大賞典のコースの特徴

阪神競馬場・芝3000mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

阪神競馬場の芝3000mは内回りを約1周半するコースで、阪神大賞典しかレースが組まれていない。施行レース数が少ないため過去のデータは当てにしにくいところ。枠順の有利不利は長距離走というのもあり考えなくていいだろう

内回りコースということもあり、何気に最後にヨーイドンよりは4コーナー手前からスタミナ勝負となっているため、やはりステイヤーとして力の差を見せつけることができる馬が強く、ゴール版では何馬身も離れるような決着になることも多い。

正直、コースのアヤはあまり起きにくく気にしないで各馬の能力比較でいい。

阪神大賞典の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)

阪神大賞典の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

過去にはゴールドシップが3連覇していたりステイゴールド産駒が強いようにスタミナ豊富な馬が圧倒するレース。長距離で実力差がハッキリ出てしまうし、他のコースよりも最後の直線が短いことで追い出しが早く、実力の差が付きやすい。

ラップをみても意外にも速いスピードで長く走っている特殊な構造(他の長距離戦では、道中ペースが緩んで残り3Fヨーイドンもあるが、阪神大賞典ではそうならない。)

阪神大賞典のクワドラント適性

クワドラント適性:Oタイプ
極端なスタミナ勝負のコース。ハンドリングやトラクションはあまり問われない、どちらが良くても悪くてもスタミナ血統で勝ち切ることが過去のレースからも証明されている。とにかくスタミナ重視で検討したいところ。

阪神大賞典の馬券考察、予想対策

適正が向いていて実力馬が出走するため、他の馬が歯が立たず出走を見合わせて少頭数で固い決着となりやすい。近年は大阪杯のG1昇格もあって、有力で中距離適正がある馬がそちらに流れることでより、ここに適正がある強い馬に都合が良くなった。

高配当を狙いたい方はこの重賞はパスしてレースを観戦のつもりで楽しもう。

馬連・馬単1点勝負や3頭の3連複や3連単ぐらいに絞ってかけないと配当に妙味がなく、それぐらい馬券を絞って勝負したい。

注目馬は明け4歳馬なら菊花賞上位馬、古馬は過去に天皇賞春で好走している馬あたり。長距離になればなるほど強みを発揮している馬は素直に買いたいところ。