fkm_s1800福島競馬場・芝1800mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。

スタート地点はホームストレッチのゴールまで200mのハロン棒あたりから最初のコーナーまで305.3mと微妙な距離となる。1周コースで最後の直線は短い290mなので、やはり先行馬が有利です。

レース展開としてはスタート後、行ったなりに1コーナーで隊列が決まります。向こう正面は緩やかに登っていますので、3コーナーに差し当たるまでに前に行きたい馬は足を使うような行動も見受けられます。殆どいませんが強い馬が出走していればマクッていかないと最後の直線が短く勝てないので、すでに3コーナー手前から勝負どころが始まっている印象です。

枠順の有利不利は最内枠がやや抜けて状況が良いのを除けば、あまりハッキリと傾向が出ていません。大外枠も走りやすそうで、多頭数でごちゃごちゃしたレースが多いため、スムーズなレースが出来る枠が良いのかもしれません。

福島競馬場 1800m 芝・右の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離305.30m
ゴール前直線距離290.00m
ゴール前直線坂平坦
直線部分合計約925m
コーナー部分合計約875m
コーナーの数4個
コーナータイプ(3~4コーナー)スパイラルカーブ
コーナーのR133
高低差1.8m
芝の種類オーバーシード
フルゲート16頭
幅員25.0m

このコースを利用する重賞レース

  • ラジオNIKKEI賞 (GⅢ)  サラ系3歳 ハンデ 賞金38,000,000円
  • 福島牝馬ステークス (GⅢ)  サラ系4歳以上 別定 賞金38,000,000円
  • 福島競馬場・芝1800mコースのラップタイム・データ分析

    コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

    ※データは2020年10月に過去10年間から取得したもの。

    ※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

    福島芝1800mの高低図

    fuk_t1800

    福島芝1800mのラップタイムグラフ

    福島芝1800mの速度変化グラフ

    判定「標準戦」:2つの山場があるがペース変化は激しくない。

    スタート後2F目と4コーナー付近をトップにした2つのスピードの山があり、この形は瞬発力勝負の形ですが、山の形状が緩やかで標準戦の模様です。

    もし、末脚を使える強い馬がいたなら楽勝で勝てるようなコースですが、そういった馬はなかなか福島には来ませんね。コース取りから選んでみるのも良さそうです。

    福島競馬場 1800m 芝・右のクワドラント適性

    クワドラント適性:Hタイプ
    多頭数でごちゃごちゃするレースが多いためハンドリングが重要。他場の1周戦ほどのタフさは要らないので、どちらかというとペースについていくスピードが欲しい。

    福島競馬場・芝1800mコースの特徴とレース傾向と攻略法

    標準的な小回り1周コースですので、一般的な内枠が距離損なく進めて有利と感じますが、それほど傾向が出ていません。スタートから行ったなりで隊列が決まりますので、それほどシビアな先行争いにはならないです。ただ、最内枠と大外枠は良い結果が出ていますので、ラッキーゲートとしては見ておきたいですね。

    ほぼ平均ペースで素直なレース展開になることが多いです。

    このコースに走るような馬は中央4場では勝てないけど、このコースのこのクラスでは勝ち負けしたいという馬が多く、多頭数のレースが組まれやすいです。馬柱を見ると明らかに弱い馬が多いですが、どんぐりの背比べですので馬券材料に乏しいです。

    そんな中、2~5着ぐらいまでに善戦した事がある馬が自然と人気対象になりますが、ところがそういった人気馬は信頼が薄いため、固い決着にはなりにくいのが特徴です。

    馬券的には難解ですが、的中すれば美味しい配当が貰えると信じて当たらない馬券を買い続ける根性が必要な競馬場です(笑)

    [その他の距離・トラック別特徴]

    1200m 1800m 2000m 2600m
    ダート 1150m 1700m 2400m