cky_d1900中京競馬場・ダート1900mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。ダート1900mはダート1800mからスタート地点を後方に100m下げるだけになります。その為、最初のコーナーまでの距離が伸びて過度な先行争いにならず、スタートダッシュのバイアスも下がります。

レース数自体が少なく未勝利戦から1000万下の条件戦程度しか行われていません。ですのでデータを取って有利不利を検証するのは難しいです。ただ、100m変わるだけでダート1800mとは若干質が変わるような印象があります。

このコースになると先行の単勝回収率がかなり下がり、「マクリ」が決まりやすいです。つまり、実力差がしっかりと出やすいコースと言えそうです。とはいってもどんぐりの背比べレースには変わりないので、じゃあ、どの馬が実力はあるのか?と言われると毎回首をひねる感じになります。

中京競馬場は直線距離が向こう正面も長いので、向こう正面で激しく位置取りが変わるレースでもあります。3コーナーまでに各馬前を取ろうと精一杯動きますので、最後の直線の長いところでもう一足伸ばせない馬(バテる馬)は圧倒的に引き離されます。

出来る限り距離損を少なくして体力温存したいことを考えれえば、内枠・偶数枠が有利と言って良いかもしれません。

中京競馬場 1900m ダート・左の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離391.80m
ゴール前直線距離410.70m
ゴール前直線坂急坂
直線部分合計約1203m
コーナー部分合計約697m
コーナーの数4個
コーナータイプ(3~4コーナー)小回りも膨らみ形状
コーナーのR95
高低差3.4m
芝の種類ダート
フルゲート16頭
幅員25.0m

このコースを利用する重賞レース

このコースを利用する重賞レースはありません。

中京競馬場・ダート1900mコースのラップタイム・データ分析

コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

※データは2020年に過去9年間(改修後2012年以降)から取得したもの。

※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

中京ダート1900mの高低図

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中京ダート1900mのラップタイムグラフ

中京ダート1900mの速度変化グラフ

判定「標準戦」:ダート1800と似ているが、スタートダッシュは長い分、やや緩め。

ダート1800mと変わらず2度の直線の坂超えがありますので、ダート戦ではタフなコースと言えます。しかし先行争いはダート1800mに比べるとやや緩む印象です。

最後はバテバテの中、馬力とスタミナのあるダート血統馬の本領発揮です。

中京競馬場 1900m ダート・左のクワドラント適性

クワドラント適性:Oタイプ
とことんタフなダートコース。ダート中距離戦に強い馬の実力発揮舞台。

中京競馬場・ダート1900mコースの特徴とレース傾向と攻略法

レース施行数が少ないのでデータからあまり有利不利が言えないかもしれませんが、やはりタフなレースには違いないのはダート1800mから同じです。少しでも距離損が防げる内枠や、スタートからレースがし易い偶数枠が有利かもしれません。

データだけ見ると偶数有利は思いっきり出ているのですが、少ない試行回数なので本当なのかは微妙としか言えないです。

また、脚質に関してはスタートで一歩置いて行かれても向こう正面で一気に前を取って再び内に潜り込んで最後の直線でもうひと伸びという形の勝ち方が出くるレースです。そのあたりはローカル場を主戦場にしている騎手たちも知っていますので、3コーナーあたりのスピードの出る場面(下り坂のため)でも追い比べが始まっています。

血統的にはタフなダート馬が合うのですが、これもデータ面で回収率的に有利な血統を探すのは難しいかもしれません。

[その他の距離・トラック別特徴]

1200m 1400m 1600m 2000m 2200m
ダート 1200m 1400m 1800m 1900m