cky_d1400中京競馬場・ダート1400mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。ダート1400mは最初は芝コースを横切り1つのコーナーを回るだけの単純なコースです。中京競馬場なので直線の距離が極端に長いです。

ダート1400mのスタート地点は向正面の2コーナーの奥のポケットからで、最初のコーナーまでの距離は607.7mとかなり長いです。また、ゴール前の直線の長さも410.7mと長くちょうどダート1200mのスタート地点を後方に200m伸ばした形になります。

枠順の有利不利に関しては、やや中枠や内枠よりがいいのと偶数枠がかなりいいことが傾向として出ています。偶数枠が良いというのはスタートがぱっと出られたほうが有利と判断できますので、やはり最初の直線が長く先行争いですっと好位につけて温存できることが重要なのでしょう。

中京競馬場なのでローカルなイメージで見てしまいやすいですが、最後の直線も普通に中央4場より長かったりもしますので注意が必要です。

中京競馬場はコーナーは小回り、直線長くの印象ですので最初の芝の部分も若干走る距離が長いです。また向こう正面から直線入り口まで下っていることから、どちらかというとスピードが付きやすいコースになります。前半ハイラップに付いていき、さらにバテずに伸びるタフなコースとも言えると思います。

中京競馬場 1400m ダート・左の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離607.70m
ゴール前直線距離410.70m
ゴール前直線坂急坂
直線部分合計約1018m
コーナー部分合計約382m
コーナーの数2個
コーナータイプ(3~4コーナー)小回りも膨らみ形状
コーナーのR95
高低差3.4m
芝の種類ダート
フルゲート16頭
幅員25.0m

このコースを利用する重賞レース

  • プロキオンステークス (GⅢ)  サラ系3歳以上 別定 賞金36,000,000円
  • 中京競馬場・ダート1400mコースのラップタイム・データ分析

    コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

    ※データは2020年に過去9年間(改修後2012年以降)から取得したもの。

    ※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

    中京ダート1400mの高低図

    cyukyo_D1400

    中京ダート1400mのラップタイムグラフ

    中京ダート1400mの速度変化グラフ

    判定「持久戦」:前半ハイペースで消耗しないことが大事。

    前半は走りやすくペースが上がりやすい、そこをうまくついていきながら、しかも脚を貯めておくということが重要。最後の直線が長い下り坂でバテたら終わり、最後まで走りきらないと勝負にならない。意外と一筋縄ではいかない印象。

    中京競馬場 1400m ダート・左のクワドラント適性

    クワドラント適性:OTタイプ
    東京のダート1600mとリンクしやすいコース。タフで最後の直線向いてから外を差してきてちょうど届くことがあるレベル。今までダートで後方で伸びてきていて苦戦していた馬が変わり身期待となる。

    中京競馬場・ダート1400mコースの特徴とレース傾向と攻略法

    まずは偶数枠の結果が良いという点は注目しておきたく、やはりスタートからポンと出れて道中付いていける馬が良いです。中京競馬場はローカルなイメージですが、コース自体は中央4場と同じく実力を発揮しやすいコースですので、馬の能力さが大きく出ます。ただ、能力差が出るものの出走馬たちはローカルでようやく勝ち星を上げれそうな馬たちなので、そこが判断材料に迷いそうなところです。

    例えば、阪神や京都でダート1400mを主戦場に善戦してきた馬たちが、コースが変わってパタッとバテる可能性もあります。左回りと言うのもありますし、コース替わりの変わり身というか凡走には特に注意したいです(コースとしては東京競馬場のダート1600mが近い)。

    関西馬と関東馬が混ざって出走することも多く、関西馬のほうが有利ですが、それはオッズにも反映されているので単純に関西馬ばかり買っていればいいというわけではないです。

    またこのコースはタフなコースということで距離短縮馬の好走例も多いです。例えば、ローカルのダート1700m、1800mと中央のダート1400m主戦では距離短縮馬である程度先行できていた馬を狙ってみるという手もあります。

    [その他の距離・トラック別特徴]

    1200m 1400m 1600m 2000m 2200m
    ダート 1200m 1400m 1800m 1900m