中京競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。ダート1800mは馬場を一周するコースで、これは他場のダート中距離と同じです。
ダート1800mのスタート地点は正面の坂の途中辺りからで、最初のコーナーまでの距離は291.8mと普通よりやや短めです。ゴール前の直線の長さは410.7mと長いのはダートコースでは他の距離と同じです。
まずは枠順の有利不利で言うとやはり偶数枠有利が出ていて、これは中京競馬場が直線が長いためスタートでパッと出られるというのがいいというものが出ているのかもしれません。
また更に他のコースとは際立ってい良いのが10番、11番枠です。
レースを何度も見ると気づく人も多いとおもいますが、ゲートが11番枠までと12番枠からでやや連結部が離れていることになります。その為、11番枠の馬がスタートを思い切って出やすいといえます。また上記映像はスタート後一歩のシーンですが、これだけ見ても偶数枠の馬って後入れの分、スタートが合いやすいというのが印象的です。
ちなみにこのレースは1着4番(2人気)、2着11番(11人気)、3着10番(4人気)でした。
なお、コース形状上直線が長く、坂もある競馬場なので思っている以上にタフなレースです。しかしながら出ている馬は一歩二歩譲る馬たちなので、どんぐりの背比べ的な中、決め手にかけるのならば上記のような枠順などの要素から攻めるのもありでしょう。
中京競馬場 1800m ダート・左の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 291.80m |
---|---|
ゴール前直線距離 | 410.70m |
ゴール前直線坂 | 急坂 |
直線部分合計 | 約1103m |
コーナー部分合計 | 約697m |
コーナーの数 | 4個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 小回りも膨らみ形状 |
コーナーのR | 95 |
高低差 | 3.4m |
芝の種類 | ダート |
フルゲート | 16頭 |
幅員 | 25.0m |
このコースを利用する重賞レース
中京競馬場・ダート1800mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2020年に過去9年間(改修後2012年以降)から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
中京ダート1800mの高低図
中京ダート1800mのラップタイムグラフ
中京ダート1800mの速度変化グラフ
判定「標準戦」:スタート後の坂での先行争いは体力を削られる。
非常に激しい先行争いの後は、かなりペースが落ち着くことからしんどいコースと言えます。最後も殆どペースアップしません。2度の上り坂があるダート戦、中央4場でもこの距離ではなかなかないと言えます。
さすがG1戦が行われるだけあるダート1周チャンピオンコース的な作りです。
中京競馬場 1800m ダート・左のクワドラント適性
中京競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向と攻略法
いろいろ枠順の有利不利も加味したいところですが、まずはタフなコースということで全く勝負にならない馬だけは切っていきたいところです。基本的には下級クラスでは多頭数になります。また、関西から関東からの出走になりますが、関西馬優勢は変わりません。しかしオッズには反映されているので、ここが馬券妙味になるとも言いにくいところです。
また脚質面では逃げ先行が有利なのは確かなのですが、このコースに出るような馬は確実な前半の脚がある馬も少なく、レースをやってみないとどの馬が先手を取れるのかわからないです。ですので、枠順での有利不利が多少バイアスとして掛かりやすい印象です。
オッズ的には少しでも前半先手取れそうな馬が人気します。それを素直に買っていてもプラスになりにくいので、今回の脚質はどうなるか分からないと考えたほうがいいでしょう。
血統面を見ても馬力のあるダート血統やタフな長距離血統が善戦してますので、やはりスタミナとダート向きのタフな馬から選びたいですね。
私だったらこのコースは枠順とスタミナありそうか、ダート向きかだけで他の要素を無視して馬券を買い続けそうです。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1200m | 1400m | 1600m | 2000m | 2200m |
---|---|---|---|---|---|
ダート | 1200m | 1400m | 1800m | 1900m |
[…] 中京競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向、データ分析 […]