中京競馬場・芝1400mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。芝1200mからスタート地点を後方200mに引っ張った形になりますから、最初のコーナーまでの先行争いは十分にあります。
芝1400mのスタート地点は2コーナーの奥から、最初のコーナーまでの距離は515.5mと十分です。また、ゴール前の直線の長さは412.5mとローカル場ながら長いということは意識しておきたいです。
全体的な脚質の傾向を見ていると、やはり最後の直線が長いからか逃げ馬や先行馬の勝率は回収率は落ちてきます。それだけ、後半までしっかり脚を残しておき末脚があれば差しきれるコース形状と言えます。ただ、レースに出ている馬たちが、そこまで強くないのでそういったいい脚を持っている馬も少ない・・・、どちらかと言うとバテない馬が勝てるレースに感じます。
枠順の有利不利はやや外枠がいい傾向が出ています。特に12番枠より外目は回収率的に良いです。また連対率などを考えても偶数枠が有利なのは、スタートの差ということになりそうです。向こう正面ではじっくり他馬を見ながらレースを運べるというのが勝利への近道でしょうか?
このコースで行われる重賞レース。
中京競馬場 1400m 芝・左の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 515.50m |
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ゴール前直線距離 | 412.50m |
ゴール前直線坂 | 急坂 |
直線部分合計 | 約928m |
コーナー部分合計 | 約472m |
コーナーの数 | 2個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 小回りも膨らみ形状 |
コーナーのR | 120 |
高低差 | 3.5m |
芝の種類 | オーバーシード |
フルゲート | 18頭 |
幅員 | 28.0m |
このコースを利用する重賞レース
中京競馬場・芝1400mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2020年に過去9年間(改修後2012年以降)から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
中京芝1400mの高低図
中京芝1400mのラップタイムグラフ
中京芝1400mの速度変化グラフ
判定「標準戦」:速度変化は少ないが、緩やかな2つの山。
スタートしてからは直線が長く走りやすいので自然とペースが上がります。コーナリングでペースが落ち着き、直線を向いて叩き合いになりますが坂がブレーキ役となり最後は垂れる展開です。
中京競馬場 1400m 芝・左のクワドラント適性
中京競馬場・芝1400mコースの特徴とレース傾向と攻略法
コース面から見ると他場の芝1400mを違い、意外にもタフなコースと言えます。向こう正面から4コーナーまでは直線の長さと、緩やかな下りからスピードが出やすいです。しかし4コーナーを回ってからは坂もあり、直線も長いので、そこで2枚腰が使えないと簡単に抜かれてしまいます。
出来る限り4コーナーまでは温存しながらついていける戦い、つまり偶数枠や他馬の動向を見ながら進める外枠が若干有利になりそうです。個人的には京都や阪神の芝1400mあたりは内枠引いて距離ロス無く4コーナーから抜けられる馬が有利になると感じているので、傾向は全く異なりますね。
タフなコースなので当然、距離延長馬よりも距離短縮馬の方が有利です。芝1200mで忙しすぎるとローカル1400mに登録してきてもバテて勝てません。逆にマイラーぐらいの馬が番組表の関係で登録してきたら狙ってみたいですね。なお、結構多頭数になることが多く、強い馬はこのコース出てきませんので、馬券的には混戦模様になることが多いです。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1200m | 1400m | 1600m | 2000m | 2200m |
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ダート | 1200m | 1400m | 1800m | 1900m |