小倉競馬場の住所は「福岡県北九州市小倉南区北方四丁目5-1」となっており、九州にある中央競馬最西端の競馬場です。アクセスはJR小倉駅から出ている北九州モノレールで競馬場前駅で降りるか、車で行くというのがメイン。地方にある競馬場らしさがある。

なお、小倉(北九州市)と博多(福岡市)は結構遠く新幹線で16分程度、JR在来線を使ったら1時間30分も掛かる。イメージ的には小倉まで新幹線で行くというのが一般的だろう。

関西のローカル場のイメージが強く、「平坦、小回り」が合言葉

それでは小倉競馬場のコースを紹介していきましょう。

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JRAホームページのコース紹介より

主な特徴

  • 右回りコース
  • ゴール前は平坦で、最後の直線も短い(293m)
  • 一周1615mは福島競馬場に次ぐ、中央競馬2番めの小ささ
  • 2コーナー付近に小高い丘、高低差3m
  • スパイラルカーブ(スピードを落とさず回れる)
  • コース幅は広く芝コースはA~Cコースまで、3mずつ移動が可能。芝の痛みを抑えられる
  • 夏競馬の2回開催は日程が長い、その為内ラチ移動に注意
  • ローカル場では唯一、障害コースも有り(襷ルートのみ)

より詳しく特徴などを見ていく。それぞれの距離別のコース特徴は別ページにて紹介

小倉競馬場にて行われる発走距離

小倉競馬場のコース特徴や傾向分析

夏競馬のイメージが強い小倉競馬だが、2月と8月あたりの2回開催。特に夏は12日ほど続けて開催しているので夏に小倉で競馬があるイメージ。さらに夏競馬は強い馬たちが休養するシーズンであり、裏開催も北海道・新潟といったローカル場。冬の時期は中央4場が裏開催なので出走馬の思惑は少し違う。

コースの特徴としては「平坦・小回り・最後の直線が短い」とローカルの雰囲気が3セット。特に芝の短距離戦1200mなどは、最初から最後までスピード勝負。圧巻のレコードタイム1分06秒5があるように小倉競馬場はスピードが出やすいと見ておきたい。逆にスタミナはあまり要らないので、ここが小倉と他場で結果に差が出る要因。

小倉競馬場で善戦した馬が、あっさり中央4場では結果が出ない。その逆で、中央4場だとバテて馬群に沈んでいた馬が、小倉で一発大駆けすることも多い。

とにかく「小倉⇔他場」では過去の着順があてにならないことが多く、そこにオッズの歪が出やすいので小倉競馬場を得意とする人と、苦手とする人が出る印象。しっかり対策をもって得意競馬場にしたい。頭の切り替えが必要。

小倉競馬場の開催時期

  • 2月~3月(1回)
  • 7~9月(2回)

全2回開催。前述したが2月付近の開催と8月付近の開催では、裏競馬の開催場も違うし、やや雰囲気が異なる。2月の開催は裏開催が中央4場となり、中央4場では厳しいと思われる馬が小倉に流れてくる。主に関西馬で平坦小回りのほうが良さそうとなれば勝ちにくる馬が多い。ただ、中央4場で善戦していてもコースが変われば他の馬が激走することも多く、早々勝ち上がりは簡単ではない。

夏競馬は有力馬が休養を取る中、少しでも勝ち上がりを狙おうとする馬の戦い。前走中央4場で走った馬はこちらのほうが多い。当然、こちらも中央4場で善戦している馬が人気になるが、コース形状が変わるので飛ぶことが多い印象。特に短距離走では多頭数で馬群に揉まれたりするので、実力が発揮できない場合が多い。

どちらの開催も能力のある馬を探すのではなく、特段理由があってかなり強い馬が出てこない限りは、展開であったりコース上の流れ(有利・不利)を見極めて馬券を買ったほうが回収率が上がる印象。

小倉競馬場で実施される重賞競走

  • 小倉大賞典(G3) 4歳以上、芝1,800m
  • 小倉サマージャンプ(J.G3) 3歳以上、障害3,390m
  • 小倉記念(G3) 3歳以上、芝2,000m
  • 北九州記念(G3) 3歳以上、芝1,200m
  • 小倉2歳ステークス(G3) 2歳、芝1,200m