hkd_s2600函館競馬場・芝2600mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。芝2600mは函館競馬場では最長距離で年間で7レース程度しか試行回数がありません。

芝2600mのスタート地点は向正面の真ん中あたりで、コースを1周半します。スタート地点から最初のコーナーまでは262.5mと短いです。

最後の直線も短い262mです。函館のきついコーナーを6個も通過することになります。そういったことから内枠有利は皆さん察するとおりです。ただ、このコースは距離が長いので、ペースが緩むスローペースになることが多いです。

最後の直線が短いので、出来る限り前に行きたいのですがスタミナを温存しないと厳しいので、なかなか坂のある向正面で足を使ってしまっては勝てないのが実情です。

条件戦でこの長さの距離を走ったことがない馬が多く、最後はバラバラにゴールを駆け抜けるレースが多いです。バテてしまってレースになっていない馬が多いのですが、バテない馬を探す勝負になります。

函館競馬場 2600m 芝・右の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離262.50m
ゴール前直線距離262.00m
ゴール前直線坂平坦
直線部分合計約1256m
コーナー部分合計約1344m
コーナーの数6個
コーナータイプ(3~4コーナー)小回り
コーナーのR127
高低差3.4m
芝の種類洋芝
フルゲート16頭
幅員29.0m

このコースを利用する重賞レース

このコースを利用する重賞レースはありません。

函館競馬場・芝2600mコースのラップタイム・データ分析

コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

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※データは2018年7月に過去10年間から取得したもの。

※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

函館芝2600mの高低図

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函館芝2600mのラップタイムグラフ

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函館芝2600mの速度変化グラフ

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判定「標準戦」:道中のペースはかなり緩めの長距離戦、若干の瞬発力も

函館の芝コースの中では、一番瞬発力もやや効くタイプのラップとなっています。というのも後半5Fのペースアップがやや極端です。それを実現しているのが、道中1F13秒程度まで緩むペースですね。

ただ、1F13秒程度で長距離を走るにしてもそれなりに競走馬にとっては頑張っています。やはりスタミナがあって最後までついていけるか?というのは気にしたいですね。一応は長距離得意の馬が多いとは思いますが、ここは脚質よりもバテていないかを前走までの成績でチェックしておきたいです。

函館競馬場 2600m 芝・右のクワドラント適性

クワドラント適性:OHタイプ
基本はOHコースだが少頭数で牽制しあうとペースが緩んで、最後の瞬発力でレースが決まることもある。特にローカル上だと若手騎手ばかりの場合は追い出し判断が狂いやすい。

函館競馬場・芝2600mコースの特徴とレース傾向と攻略法

パワーとスタミナを要するコースでバテない馬を探すことが命題になりますが、これが過去のレースでどの馬もあまり長い距離を走っていない場合が多く参考材料が少ないです。

ということで少しでも長い距離を走っていて(2400mなど)、そのレースでバテていないか?をチェックすることで馬のスタミナ能力を確かめるしかありません。逆に2400mやそれ以下のコースで、足が上がっているようであれば簡単に馬券対象から外せるのではないでしょうか?

また騎手の駆け引き次第で終盤戦がころっと変わりやすく、人気馬が信頼性が低い部分があります。とにかくじっくり貯めて最後にバテずに走りきれる馬を見つけたいところです。