創設は1951年。もともとは中山競馬場で行われていて距離は芝2600mだった。現在の東京競馬場で2月に芝3400mで行われているのは2004年から。現在では天皇賞春のステップレースとしてステイヤー達の活躍の場としての印象。
ダイヤモンドは4月の誕生石なのでもともとは4月の競走だった歴史を感じる。このように特別競走名では誕生石などの名称を用いることが多い。
東京競馬場芝3400mで争われる。広い東京競馬場を1周半する。府中の長い直線の坂を2回も駆け上がるという、なかなかスタミナが必要となるコース。
ダイヤモンドステークスの基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 41,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系4歳以上 (国際)[指定] ハンデ |
コース条件 | 3400m 芝・左 |
ダイヤモンドステークスのコースの特徴
東京競馬場・芝3400mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
東京競馬場でこの距離のコースを走るのは「ダイヤモンドステークス」のみ。レース数自体が少ないので、データからこれといった特徴を見つけ出すのは難しく推測で考える必要がある。
枠順ではやや外枠がいい結果が出ているのは、この時期になると東京競馬場の内側の芝の痛みが目立ち始めるからか?馬場の悪いところを長く走る不利があるのかも知れない。
レースの質はゆったりとし流れから、最後は急激にペースが上がりスタミナのある馬の切れ味が発揮できたら勝ちという印象。
ダイヤモンドステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)
ダイヤモンドステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
複雑なラップの上げ下げがある中、注目は残り5Fあたり、急激にペースアップして最後は垂れるという山を築く。まさに、スタミナ温存からの瞬発力勝負になっている。バテた馬は大差で負けることになるので、ここはスタミナ豊富なステイヤータイプの独壇場。
それを裏付けるように連覇もあるし、長距離にめっぽう強い馬が力を発揮している。
ダイヤモンドステークスのクワドラント適性
ダイヤモンドステークスの馬券考察、予想対策
ステイヤータイプがめっぽう強いハンデキャップ競走。長距離走だが荒れるレースとして名高いのは、この距離のレースがあまり行われないので、どの馬が適正があるのか判断が付きにくいからだと考えられる。
前走までの結果では、3000mを超えるような長距離走以外の結果を鵜呑みにすると失敗する可能性が多い。例えば2200~2400mぐらいの重賞で勝ち負けで人気になっていても、このレースでは適正が合わずバテて凡走など・・・。
過去にダイヤモンドステークスやステイヤーズステークスを好走している馬は、すでにステイヤー血統を証明しているので人気薄になれば抑えたい。
また長距離戦ということで、騎手の仕掛けのタイミングも非常に重要となり、これが予想段階では読みにくいのも荒れる原因。出来る限り節操なく追い出しを待てるような騎手を注目したい。
長距離未知数な馬に関しては、長距離になればなるほど上がり3Fで同レース最速のような脚を使っている馬を狙いたい。中距離では上がりが良くても、距離伸びてそうでもない馬はスタミナ的には厳しいかも知れない。