歴史のあるダート重賞戦の根岸ステークスは1987年創設。「根岸」は古い地名が由来で現在の横浜市中区根岸台の根岸が由来。横浜競馬場があった模様。現在は公園となっている。JR根岸線というのもあるので、関東の方は名前は知っている人も多い。

2001年からはダート重賞路線の整備に従い、現在の1月下旬~2月上旬での開催となっていて年明けの東京競馬場開催のスタート重賞となっている。もちろん、その後のフェブラリーステークスの前哨戦の位置づけで、2014年度以降は優勝馬に優先出走権が付与されている。

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東京競馬場ダート1400mで争われる。スタートから最初のコーナーまでの直線よりも、最後の直線の方が長く、ダート戦ながら先行馬が苦戦することも多い。

根岸ステークスの基礎データ

グレードGⅢ
賞金

38,000,000円

メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。

レース条件サラ系4歳以上 (国際)(指定) 別定
コース条件1400m ダート・左

根岸ステークスのコースの特徴

東京競馬場・ダート1400mコースの特徴とレース傾向、データ分析

↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。

ダート1400m競走は芝コーススタートの競馬場も多いですが、東京競馬場はそれが1600m競走になります。そのため、こちらは行き脚はそれ程付きにくいと考えられます。後半の直線も長いですので、各馬行ったなりに隊列が組まれることが多いです。

行ったなりになるのでペースは落ち着きそうなところですが、自然とペースが上がってしまうのが特徴的で、根岸ステークスでは追い込み馬がピタッとハマる瞬間をよく見ます。いつも追い込んできているのに届かない馬が、ここでようやくハマるという印象です。

上がり最速をいつも使っているのに着順がふるわないような馬はここで狙いたいですね。

枠順の有利不利に関しては後半にかかっている印象なのであまりないと感じます。過去の結果を見ても満遍なく結果が出ています。

もちろんコース適性もかなり効いてきますので、過去の競走では東京競馬場のダート競走の結果は見ておきたいですね。ダート1,400でもタフな展開なので、他場のダート1400m先行して勝っているような馬はここではバテる可能性もあります。

根岸ステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)

根岸ステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。

平均よりも全体的に速いペースでの競走になります。能力が出しやすいコースと言えるでしょう。ペースラップ的には前半が速くなりやすい粘り込みのレースに見えますが、後半バテてしまう馬の粘り込みよりは、後半まで息が持って最後に伸びる馬の方の活躍が目立ちます。

特に他場で追い込んでいるけど、脚を余して届いていないような馬はここで真価を発揮できますので狙いたいですね。ダート一級戦の馬が休養で出ていないことも多いので初重賞制覇のチャンスともよく言われますね。逆に東京コースのダート重賞をすでに勝っている馬などが出ているなら素直に従いましょう。

根岸ステークスのクワドラント適性

クワドラント適性:Oタイプ
ダート1400mというとダート短距離で他場なら極端な先行スピード型が有利になるが、東京競馬場のコース形状がそうさせない。さらに重賞戦となると道中のつばぜり合いも、最後の追い出しも早くなるため、結局最後に脚が持つ差しや追い込み馬が台頭する。コース適性というか、タフなレースで最後伸びる馬を狙いたい。

根岸ステークスの馬券考察、予想対策

過去の結果を見ると、そこそこの波乱も起きていますが、終わってみれば意外と納得がいく馬が来ている印象です。奇をてらった大穴ではなく、東京コースで強かったり、ちゃんと差し脚があるのに着順が悪くて人気を落としている馬から攻めたいところです。

1400mなので短距離の印象もあるかも知れませんが、どちらかというとタフなレースになるので、スタミナダート馬から攻めたいところです。距離延長だったり、芝からダート変更の馬よりはダートである程度の実績がある距離短縮馬ですね。距離短縮となると差し馬が届きにくくなるのでは?と感じるかも知れませんが、このコースのほうが差しが届くと考えたほうが良いでしょう。

過去の結果を見てみると、結果の上位の馬は毎回上がり3Fが3位以内になっています。これを見ても上がり最速を過去でも使っている馬にチャンスと言えます。やはりバテずに直線伸びてくる馬中心に網を張って馬券を買いたいですね。