ノルマンディーの40分の1口(2番)のニーニャがいよいよデビューとなりました。ゴールドシップ産駒の芦毛ということで、名前からも人気が出そうな馬で、後はちゃんと1勝して長く競走生活を続けて欲しいなと感じる馬です。
なお、ノルマンディーの40口は毎年1番(関東)、2番(関西)で一頭づつ用意しているようですが、2017年度産駒は2頭ともデビューが遅れています。ニーニャも年明け2月となってしまいました。それでも無事に新馬戦にデビューできたのは良かったですね。
私はゴールドシップの頃はあまり競馬に入れ込んでいませんでしたので、現役時の活躍は映像でしか知らないのですがステイゴールドは非常に好きな馬なので、ゴルシ産駒やオルフェ産駒はチェックしちゃいますね。
戦前の評価は、直前の調教気配がかなり上向きだったことである程度評価されていたものの結局7番人気でした。でも、新馬戦の人気というのは能力予想を見られているようで、ある程度人気があるのは助かります。
2/16(日)京都・3歳新馬(芝1800m・混)国分優作騎手 結果3着
結果は勝ち負けの3着!馬場なども向きそうで、もしかしたらとは思っていたので、この3着は嬉しいと悔しいが混ざってますね。ここまで来たなら勝って欲しかったです。
勝ち負けできる馬というのは証明できたかも知れませんが、早く勝ち抜けないと調子崩したりしてタイムリミットが訪れたりするのも競走馬人生です。優先出走権を得ているわけですから、次も勝ち負けできるレースでお願いしたいですね。
なお、馬体重は494kgでした。パドックの雰囲気や体系を見てもまだ余裕残しだなと感じました。あと、能力はあるけどズブい一面もありそうですね。今回の新馬デビューは一追いごとに急ピッチで出来が上がっていたので、一叩きしてさらに出来が上向きになるかが重要かもしれません。
レースを振り返ってみましょう。
素直な馬の印象でスタートは無難に出ていました。新馬戦で16頭ですのでゲートで出遅れたらもう万事休すと言えます。ゴールドシップ産駒にしては?なかなか気性が良いと思った人多いかも知れません。
先団にすっと取り付けていいポジションをスタート後に取っています。このスピードと操縦性は、今後のレースでも同じなら勝ち負けを継続できると思います。
前半の1000mは64.9とかなりのスローペース。重い馬場を考慮しても、新馬らしい落ち着いたペースとなり前に行ったほうが有利な状況でした。ですので、展開も向いたことからやはり勝ってほしかったというのもあります。
ジョッキーのコメントからは3~4コーナーで前の2頭がフラフラして不利があったとのことです。映像で見た限りは4コーナーで一旦下げていますが、不利というよりかはついて行けなくなってしまったのかと思っていました。
最後の直線に入ってからは1番人気の「スマートクラージュ」が暴走していましたね。先頭に立って内へ外へ大暴走。川田騎手を振り落とそうかというぐらいの勢いです。ただ、最終的に暴走している馬を抜かせなかったのは残念です。個人的に国分優作騎手が嫌いというわけではないですが、勝ちに疎いと言ってもいいぐらい、実は勝てるチャンスはあったと思っています。
直線半ばではジリジリと足を使うニーニャ号です。最後は3頭の接戦となりましたが、真ん中を突いて一番しっかり真っすぐ走っていたと思います。ただ、本当にジリジリとしか伸びないのではないかと思ったので、今日のような時計のかかる馬場のほうがあっていると思います。
ゴール前は若干劣勢でしたが、手に汗握るものがありました。接戦になるとズブさが悪い方に出たかも知れません。後、騎手の勝負感がもっとあれば勝てた可能性もあります。ただ、国分騎手は道中丁寧に乗ってくれたから最後直線頑張れたというのもあるので、3着は結果的によくやってくれた感じですね。勝っていてもおかしくなかったとだけ書いておきましょう。
ゴール板通り過ぎた映像はニーニャを映していました。優勝争いでは一番マトモに走っていたと思います。結果的に上がり3Fでは1番いい時計です。前目のポジションを取って終いも良かったことから、実力は見せてくれました。ある程度長い芝の距離で、これだけ走れればチャンスが来るのではないでしょうか?
JRAの公式ホームページでの結果を見ると、スマートクラージュは調教再審査ですね。なかなか目立つような暴走ぶりでした。新馬らしく、いろんな馬がフラフラ走っていたと思います。その中ではニーニャは急ピッチに調子が良くなっていた割には、しっかりとした競馬をしています。そのまま調子を維持して、次に出てこれれば叩き良化でかなり面白いと思います。
ただ、勝ち負けできる能力がありそうな馬が、結局1勝が遠いことも何度も見てきているので、早く勝ち上がって欲しい気持ちですね。芝の中距離が大丈夫そうなので、勝ち上がれば面白い存在です。