アバディーンの4戦目です。年明けの3月デビューという状況から3戦して短期放牧明けの一戦でした。相変わらず調教の結果が良くないものの、放牧先での成長感は好レポートだっただけに前進を期待していました。
馬体重は前走から-10kgの490kgで絞れてきました。確かに腹回りからお尻にかけてのラインは上がり気味のパドックでした。ただ、歩様に関してはなんとなく踏み込みが甘い印象はありますね。
臨戦過程は放牧明けの印象も、師のコメントでも前進期待ということでもうちょっとやれるかなと思ってましたが、オッズを見ても11番人気で見限っている人が多そうです。
7月12日(日)阪神2R・ダート1800m未勝利戦 松山弘平騎手 結果9着
結果はいいところなしの9着です。残念ながら見どころがまったくなかったと思います。
これで阪神のダート1800mを3回走って、着順を崩すという結果です。かなり追い込まれたと素直に感じています。
レースを振り返ってみましょう。
枠は2枠3番でしたが、特にスタート自体は問題なかったと思います。ただ、それからの二の足は全然なかったですね。馬なりに進めるとあっという間に後方2番手のポジションでした。
向こう正面でも追走に苦労しているわけではありませんが、いまいち覇気に欠けますね。まぁ、このポジションでも4コーナーから上がって掲示板確保とかできればと思っていました。
4コーナーで後方の位置。ここから末脚を見せてくれればまだ良かったのですが、それほど伸びず9着でレースを終えています。
攻め馬にも乗っていたジョッキーのコメントでは「返し馬の雰囲気も良かった」「もっとやれると思っていた」ということで結果に残念な様子。調教師的にも敗因に関してはなにか特異的なものを言及していないので、単純にレースに行って力不足と私は判断しています。
グリーンウッドに短期放牧後、小倉でラストチャンスに賭けたいとのことですが、「ラストチャンス」という言葉に表れるようにもう後がありません。芝を試すというコメントもあったようにダート1周コースでは現状が精一杯ではないかと考えるなら、早めに芝なり走らせてみて欲しいところです・・・。
個人的には直前の長い新潟コースの芝でもダートでもいいから走らせてみて欲しかったです。小倉は馬的にも向いてないタイプじゃないかと不安です・・・。