アバディーンは前走5着ということで、休養するよりも出走権利があることから続戦してきました。距離を1800→2000mに伸ばして前半の追走に余裕ができれば、今までの終いの脚を見れば善戦可能という判断です。
ただ、結果的には今回の結果は惨敗です。気になったのは馬体重はプラス10kgでかなりの余裕残し、調教でもあまりいいところが見れてなかったので仕上げ不足かもしれません。
4月19日(日)阪神3R・ダート2000m未勝利戦 三浦皇成騎手 結果10着
結果は4角まではいいところですが、最後バテての10着でした。
レースを振り返ってみましょう。
阪神のダート2000mはスタートから芝コースです。スタートでは各馬結構寄れていました。アバディーンもちょっと躓きかげんでしたが、横の馬に迷惑を掛けるレベルで寄れながらも前に行けました。
というか、ストライドが大きくゆったりと芝走らせたらいい走りをしそうな動きです。
最初のホームストレッチでは無理しなくても先手が取れるほど、今回はスタートの行き脚は良かったですね。ただ、その分後半の脚がなかったかも知れません。見ていて感じるのはルーラーシップ産駒ってかなり気ムラな気がします。あとズブさもあるので、勝ち味に遅い馬が多いと感じますね。
向こう正面では好位をしっかりキープ。この時点ではドキドキしていました。
前半の1000mを超えたあたりでまくり気味に行く馬が何頭もいて出入りが激しくなりました。そんな中、アバディーンは抑えつつ貯める走りができていました。正直、ここではよしよしと思っていました。
4コーナーでは再び外に持ち出して、ここから伸びれば勝てるぐらい期待が高まりました。
ただ、直線入ってからの手応えが良くないです。いつもの伸びを見せればよかったのですが完全にバテている印象でした。
結局、直線に入ってからの伸びが見られずズルズルと後退して最終的に勝ち馬から1.5秒差の10着です。前進期待だったところが大後退となってしまいました。
正直言って、今回はあまり臨戦態勢が良くなかったと思います。一息入れるところを続戦を選んだわけですが、それにしては調教もイマイチで、馬体重も余力残しの+10kgでした。この後、休養を挟むことを考えたら目一で仕上げてくると思ったのに残念です。
結果的にはダート2000mは距離が長い、先行力はあるのかないのか分からない。相変わらず気ムラで能力あるのかないのか?わからないといった厳しい状況だけ分かったと思います。
脚元不安で調教で追いづらいのかも知れませんが、そろそろ後がない時期になっているので競走生活を続ける上ではしっかり成長させて造っていかないと厳しいと言わざる終えないですね。
この後は山元TCへ放牧とのことです。東北地方まで戻すというのはちょっと気がかりですね。少し時間をかけて立て直して未勝利戦があるうちに後3戦でどうなるかになってきました。次戦以降は勝ち上がりをかけた時期になります。デビューが遅れると、本当に焦る事になりますね・・・。