新馬戦では道中幼さを見せて追走できず、終いだけは上がりNo.1で突っ込んできたアバディーンの続戦です。同じ阪神競馬場のダート1800mに駒を進めてきました。結果として前進できるかが注目でした。
中一週というのもあってか?当日の馬体重は-14kgの488kgです。馬体はよく見えるものの、これだけ体重が減っても、まだ余裕残しの印象はパドックから見られましたね。
前走の追い上げが評価されてか?最終3番人気となりました。
3月21日(土)阪神3R・ダート1800m未勝利戦 松山弘平騎手 結果5着
結果は5着です。6→5着と着順上は前進したものの、思ったほどの上昇とは行きませんでした。勝ち馬から1秒程度差が付いているのも、まだ未勝利で勝ち負けも成長待ちな気がします。
終いの脚はあるので、今後も馬券人気は出そうなので馬券師泣かせの馬になりそうですね。まだまだ幼いと言うかズブさを感じながら、最後は若干体力不足も感じました。
レースを振り返ってみましょう。
スタートはまぁ、普通でした。同じ週のルーラーシップ産駒キセキの出遅れが印象的でしたが、ルーラーシップって現役時にも気ムラなところがあったみたいですね。こういうのは受け継いでしまうのかも知れません。
アバディーンもゲート審査を一発合格していませんので、馬体は良いけどやる気が出るのに時間がかかる印象です。
松山騎手が今回も乗ってくれたので、スタートの後の対応は良かったですね。結構、出ムチを何発も入れて勝ちを狙えるポジション取りをしてくれました。松山騎手じゃなかったら、多分、馬が勝手に最後方までまた下がっていたのではないかと思います。
内枠のコーナーワークを活かして先行集団の後ろにつけます。
向こう正面でも追い通しの印象で、勝った馬の人気馬を目標にしていました。この辺りで結構押していますので、最後は前走より余裕がなくなりましたが、馬なりには最後まで走っています。
4コーナーで前の馬に少し置かれてしまいました。これは向こう正面から追い通しだったので馬的に少し辛かったかも知れません。
最後は3着までに入れるかが精一杯のポジションです。ただ、追い通しの割には最後まで走り切る体力は見せたと思っています。
今回は一応、勝ちに行く競馬をしてくれました。ただ、今の状態では勝つには相手関係や展開に恵まれてやっとという感じで、馬体は良いもののズブさから勝ちきれないと言った感じがします。
ルーラーシップ産駒の他の馬たちを見ていてもそういった物が多く、馬体はよく見せるけどレースに入ってその馬体を最大限に活かせる馬が少ないです。
2戦使ってとりあえず短期放牧を挟むことになりそうですが、次戦の選択は難しいですね。もともと芝の長いところで期待していたのですが、脚元の不安もあってうまく使えてない部分もあります。このままダートを使って勝ち上がれずというのも厳しいので、どこかで芝の長いところを使いそうですが、脚元に響いたり結果が全然駄目だったりすると、かなり凹みそうです。
また東京コースなど、最後の直線が長いところで直線ヨーイドンの方が良い気もしますので、関西馬で気ムラなことから中京コースの芝レースなどからというのも面白いかも知れません。番組を見ているとそういったレースはないので、京都か阪神のまだダート1800mからスタートでしょうかね・・・。
当方は現3歳の一口馬は6頭ですが、勝ち上がりはまだ2頭です。やはりデビューが遅れている馬は体力不足であったり成長力に難を感じやすいですね。ここから未勝利終了まで、また最後の戦いが何回かでてきそうで辛いものがありますね。なんとか、1勝を手に入れてほしいです。アバディーンは馬体は決して悪くないと思っています。