hkd_d1700函館競馬場・ダート1700mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。ダート1700mのスタート地点は4コーナーの終点付近からです。函館のダートコースは1000mの次が1700mと結構差があります。

スタート地点から最初のコーナーまでは328.5mと普通ですが、実は2コーナー付近まで、ゆるい下り坂が続きます。内を取ってコーナーリングするための先行争いが大体1コーナー付近まで続きますが、このコースではペースを落とさずに2コーナーまで行ってしまうので、2コーナーまではハイペースになりやすいです。

その後、向正面では上り坂になるのですが、ここでバテないように前目を取れるかが鍵の一つです。向正面で馬群が固まり位置取りが結構変わるレースが多く感じられます。そして短い直線でバテずに脚を余した馬が勝つ消耗戦ですね。

函館競馬場 1700m ダート・右の基礎データ

最初のコーナーまでの直線距離328.50m
ゴール前直線距離260.00m
ゴール前直線坂平坦
直線部分合計約952m
コーナー部分合計約748m
コーナーの数4個
コーナータイプ(3~4コーナー)小回り
コーナーのR107
高低差3.4m
芝の種類ダート
フルゲート14頭
幅員20.0m

このコースを利用する重賞レース

このコースを利用する重賞レースはありません。

函館競馬場・ダート1700mコースのラップタイム・データ分析

コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。

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※データは2018年7月に過去10年間から取得したもの。

※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。

函館ダート1700mの高低図

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函館ダート1700mのラップタイムグラフ

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函館ダート1700mの速度変化グラフ

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判定「標準戦」:一般的なダート1周コース

函館のダートコースで一番組まれていますが、標準的なダート1周コースで大きなペース変化がなく一本調子に付いていければ善戦できます。

レースの質を見る限りでは殆どペースアップすることなく最後まで進むので、消耗戦でも頑張れる競馬なりに戦える能力のある馬が勝つチャンスのあるコースと言っていいでしょう。

函館競馬場 1700m ダート・右のクワドラント適性

クワドラント適性:Hタイプ
ハンドリングが重要なコース。後半ペースが上がらないダラダラとした馬の実力競い合い。

函館競馬場ダート1700mコースの特徴とレース傾向と攻略法

通常小回りの1周戦では距離損の少ない内枠有利なのですが、回収率等で見ると、外枠のほうが優秀だったりします。特に、大外だったり偶数枠の方が多少良いのを見ると、スムーズにレースを運べることが重要なのかもしれません。

このコースに出ているような馬は、はっきし言うと中央4場では勝ち負けが厳しいような馬が多く、なかなか過去のレースどおりに走ってくれません。正直、買い目検討もしづらいわりには結果も頭を悩ますものが多いです。

もうあまり過去のレース結果などは無視して、血統とか騎手とかテンの脚とか、そういったいくつかあるデータで回収率がずば抜けている要素を複合して期待値で買ってしまっても良いかもしれません。

なお、脚質では逃げや先行の他にマクリの結果がよく出ていて、向正面で外からマクッていけそうな馬を狙って買うというのは作戦としてありですね。そういうったことが出来る騎手なのか?馬なのか?なんてのを見るのも良さそうです。

なお、函館競馬は梅雨の時期の開催になりますので天気によっては、重馬場などダートでも軽い馬場になっていることもあり、馬券の組み立ては天候次第でもガラッと変わりますので注意が必要です。