前身は1965年創設のハンデキャップ競走「中日杯」、翌年には「中日新聞杯」として名称変更され今まで続いている。中京競馬場のやや歴史のある名物競走と言える。
ただし、最初はダート競走、その後は芝に変更、距離も1800m→2000mになったりとコースの特色等は移り代わりしている。近年も「暮れの開催→春開催→暮れ開催(2017年)」と時期の変更があり、今後も番組改変の煽りを受けるかも知れない。
この時期の芝の重賞戦は、前週に阪神競馬場でチャレンジカップがあり陣営サイドのレース選択も一つの焦点。
中京競馬場芝2,000mで争われる。中京競馬場は馬場改修後から非常に直線の長いタフなコースへと生まれ変わっており、地方小回りではないことに注意。
中日新聞杯の基礎データ
グレード | GⅢ |
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賞金 | 41,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系3歳以上 (国際)(特指) ハンデ |
コース条件 | 2000m 芝・左 |
中日新聞杯のコースの特徴
中京競馬場・芝2000mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
スタート地点が坂の途中となるのが一つの特徴。外枠の馬がスタートダッシュに躓くようだと、後方に下げるしかない印象。中京競馬場はコーナーがきつくコーナリングで外を回るような騎乗は禁物。またスタートに難がある馬は後方になることは理解しておきたい。
最後の直線は長く、直線でギアを2段階ぐらいあげるぐらいのつもりでないと勝てない。途中の坂もあり、一筋縄ではいかない模様。瞬発力勝負の傾向が強くなっている。
中日新聞杯の過去10年の結果・ラップタイム解析など(2020年更新版)
中日新聞杯の過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
※2012年~2016年は春開催。2010,2011年は小倉開催。
また同コースの平均ラップタイムのグラフと比較して表示します。赤線が重賞競走になります。
ラップは概ね平均ペースを同じ流れで重賞レベルでそれぞれ速いラップを刻んでいる。中京競馬場の芝2000mの傾向を強く意識したい。向正面から直線が長く走りやすく、自然とラップが上がり、コーナーリングを蛇足で行いながら、もう一段ギアを上げているのが特徴。
春開催よりも冬開催のほうが馬場が固いのか?速い時計決着となっている。
中日新聞杯のクワドラント適性
中日新聞杯の馬券考察、予想対策
秋の競馬シーズンの裏開催、さらにはハンデキャップ重賞ということもあり、どんぐりの背比べ的なメンバーになるため、荒れやすいレースという印象。穴馬派にとっては楽しみなレースかも知れない。枠順(外枠不利)、適正(瞬発力より)、相手関係、騎手(しっかり追えるタイプ)などを相対的に見比べてオッズ的に美味しいところを探したいか?
血統的には相手なりについていけて、そこからもう一段力を発揮できるタイプや、瞬発力で勝るほうがいい。
オッズがばらつくことが多いが、狙い目にあたりをつけて選んだほうが馬券が絞りやすい。あれこれ考えて消去法で行くとなかなか切れないので、切った馬が来たら潔く諦めるぐらいの気持ちで勝負したいところ。
秋開催になってることもあるが3歳や4歳など若駒の活躍が目立つ。逆に言えば実績馬が人気になっていると過剰人気で切りやすい印象。
勝負馬券的には人気薄の一発狙い。