東海ステークスの名称は2000年から、もともとあったダート重賞のウィンターステークス(G3)と統合することで登場。2013年から開催時期が1月に移動、距離も現在の1,800mにに短縮されている。中京競馬場の馬場改修は2012年に終わっていることから、本格的に直線の長いコースに生まれ変わっており、距離短縮されたと言ってもタフなコースとなっている。
2014年からは優勝馬にフェブラリーSの優先出走権が与えられる。歴戦の勝利馬を見てもダート路線の強豪がひしめく印象。
中京競馬場のダート1,800mで争われる。ダートコースながら最後の直線は400m以上もある。また坂もありタフな印象。
2020年は京都競馬場の改修に向けて、開催スケジュール変更により京都競馬場で開催。同じ距離ながら様相が異なる。
東海ステークスの基礎データ
グレード | GⅡ |
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賞金 | 55,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系4歳以上 (国際)(指定) 別定 |
コース条件 | 1800m ダート・左 |
東海ステークスのコースの特徴
中京競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
このコースの特徴の一つがスタート位置で、実は坂の途中になっている。しかもダート馬場。坂道発進をイメージして貰えば分かるかも知れないが、以外にもスタートで躓く馬も多い。同じコースのレースを見ていてもヨレる馬が多く、偶数枠や横に馬がいないゲートが好成績。
というのもスタート後の直線が短いというのも影響している。
最後の直線は長いと言ってもやはり先手を取りたいコース(先手を取って、さらに最後に押し切るのが常套手段)なので、1コーナーまでの先行争いは激化。さらに最後の直線でも坂があるので、中央4場の同距離のダートコース以上にタフだと考えたい。
今回のようなダートG2競走やG1競走が行われる舞台が整っていると言えそう。
京都競馬場・ダート1800mコースの特徴とレース傾向、データ分析
2020年は京都競馬場で行われるので傾向が異なるので注意。左回りから右回りに、最後の直線が平坦なので先行争いが激化しやすい。中京競馬場での開催よりはややタフさが必要なくなりそう。
※2021年は再び舞台は中京1800mに戻っている。
東海ステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)
東海ステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
※現在のコース使用は2013年から、2020年は京都競馬場で開催
もともと1コーナーまでの激しい先行争いが特徴のレース。さらに重賞レースでは道中のペースもかなり厳しくなる。ダートで速いペースについていけない馬はここで落脱する。過去の優勝馬を見てもしっかりと先行できて、ダートの中距離以上で結果を残してきた馬が順当に結果を残す。
ちょっと距離が長いかもと思われる馬は厳しいので注意。
(京都競馬場開催の場合の補足※ラップタイム解析は中京競馬場時のものなので参考にならない。京都競馬場で同じ傾向になりそうなのは1コーナーでの激しい先行争いで2F目が突出しそう。ただ、後半の山は出てこず向こう正面からジリジリとペースアップして最後の坂のない直線でそのままスピードを維持できるかの勝負。「直線平坦ならという馬」に注意したい。)
東海ステークスのクワドラント適性
東海ステークスの馬券考察、予想対策
過去の結果では1番人気が素直に結果を残し、ヒモ荒れをよく起こしているレース。強いダート馬はすんなり力を発揮できる舞台が整っている、それに対して他の馬は付いていくと脱落しやすく、その時の最後の直線での追って動くかによって結果が変わりそう。
穴馬に関しては、近走の結果が悪くノーマークになっていることが多く、5走以上前などまで振り返ってダートの中長距離で結果を残せているなら抑えておきたい。
もしくは、立ち回りのしやすい内の偶数枠を狙い撃ちなど考えたい。そういった場合は地方競馬上がりの騎手など、しっかりと腕力で押すタイプの騎手で内差しが得意な騎手などがハマりやすい。
人気馬が差し一辺倒、追い込み型の場合はここでは分が悪いので、大胆に切っていきその分を怪しい不人気馬に回したいところ。
※2020年用追記
2020年は京都競馬場での開催となる。ただでさえダート馬は激走やポカが生じやすいので難しいところ。先行有利は戦前から分かっていることなので、強い先行馬についていってしまう馬が崩れることを期待して、自力のある差し馬の連対には期待したいところ。先行馬の逃げ切り(押し切り)やむなしか、後方馬の一発期待のどちらかにするか決めてかかりたい。