当サイトでは中央競馬の全競馬場、全コースの傾向や攻略情報を掲載していますが、コースの広さや最後の直線の長さのスペック・データに関しては簡単にチェックできますが、画像で単純に視覚的に比較することでイメージが湧きやすいというのもあります。

ということで今回Google mapを使って同じ尺図で全競馬場を切り取り合わせて比較するという画像を作ってみました。是非、一枚図で見て欲しいと思います。イメージが付きやすいです。

上から下に日本の北から順に競馬場を並べています。

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どうでしょう?同じ縮小サイズでみると結構比較が面白いです。中央4場と呼ばれる(東京・中山・京都・阪神)以外のローカル競馬場は本当に小回りなのか?どことどこの競馬場が似ているのか、また似ている競馬場でも違う部分は何なのか?同じサイズで見てみると分かりやすいです。

さらに競馬場は単純な楕円形が基本的な形ですが、円形に近いもの、コーナーが急なもの、左右非対称なもの、ゴール版の位置もよく見ると違います。

このように実際の画像とさらに数字でも比較することで、いろいろコースの有利不利が見えてきます。

例を挙げればキリがないですが、例えばということで少しリストアップしておきます。

  • 函館と札幌は洋芝で似た競馬場だけど、札幌競馬場は円形に近い、コーナーが緩やか
  • 中山競馬場の内回りはローカル競馬場レベルの小ささ
  • 阪神や京都競馬場は3~4コーナーが大回りさせられる
  • 新潟競馬場は内回りと外回りが別次元

コースの特徴の違いはいろいろありますが、あまり複雑に分けても予想が難しくなりますのでタイプを2パターンに分けてレースの質がどっちに行きやすいかを考えると扱いやすいです。つまり「瞬発力勝負になるのか?」「消耗戦や持久力勝負になるのか?」です。

今回は平面図しか見れませんので、高低差が分かりません。高低差も重要な要素ですので、更に高低差も確認して、各競馬場の各距離で、比較的レースの質はどちらに行きやすいのか?傾向を掴んでおくと馬券的に狙い目の馬の判断の一つになります。

このような考え方はある程度広まっているとは思いますが、まだオッズに大きく反映されるほど、大きく考えている人は少ないです。もちろんレースの質が向くから毎回活躍するとは限らないから、そこまで信用していないのだと思いますが、長い目で回収率を高めるなら非常に重要な要素だと思います。

コース論だけでは回収率の向上は数%レベルかも知れませんが、この数%がいかに大切かは勝ち組の馬券師の方ならお気づきのことだと思います。