1997年に初のダートG1競走としてG2レースから格上げ、2月に行われるG1レースということで年度最初のG1レースはダートレースからスタートということになる。桜花賞から始まる春のG1シーズンに先駆けて行われる為、大きなレースが待ち遠しい競馬ファンにとっては嬉しい時期のG1競走。
東京競馬場のダート1600mを使用。スタート地点は2コーナー奥の芝地点から、スタートから少し芝を横切ることになる。東京競馬場のダートコースはアップダウンもあり、最後の直線も長く、タフなコースと知られるが、直線距離が長いので淀みないペースとなり、前半溜めながら付いていける足も必要となる。
それなりにダートでは格のある強い馬を狙っていきたい。
フェブラリーステークスの基礎データ
グレード | GⅠ |
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賞金 | 100,000,000円 メーターは同じグレード内での賞金額の高さを表しています。 |
レース条件 | サラ系4歳以上 (国際)(指定) 定量 |
コース条件 | 1600m ダート・左 |
フェブラリーステークスのコースの特徴
東京競馬場・ダート1600mコースの特徴とレース傾向、データ分析
↑コースの傾向分析は上記ページで行っています。
このコースは枠順の有利不利がある程度出ていて、外枠有利です。これは外のほうが芝を走れる部分が多いからというわけではなく、それは競走馬にとっては1~2歩程度になります。ただ、それでもスタートからのスピードは付きやすく、どうしても向正面の直線が長いことからミドルペースになるため、無理しなくても外目から馬列についていけるというところがあります。
またG1レースでは逃げ馬は不利ですが、最後の直線が長いとはいえG1レースでどの馬も強いですので4コーナーあたりではある程度前目にいて押し切るという競馬が目指したいところです。
内枠の馬の場合は、外枠の馬の被せを受けると先行集団の有利なポジションから馬群をさばくのが難しくなりますので、正直逃げを得意とする馬でなければ厳しいと見ます。
フェブラリーステークスの過去10年の結果・ラップタイム解析など(2021年更新版)
フェブラリーステークスの過去10年の勝ちタイム、ラップタイムなどの情報です。
さすがG1レースと言ったところで前半から後半まで、平均よりも速いペースで走破する。東京競馬場で最後の直線が長いため、後半の瞬発力勝負になると思いきや、そこまでペース変化がない。
末脚ももちろん重要だが、総合力を発揮できる馬に軍配が上がる。ダート戦はムラが大きい場合が多く、そのムラでも強さを発揮すると強い馬を推していきたい。
フェブラリーステークスのローテーション
中央競馬では昨年のチャンピオンズカップから休養を挟んで、G1初戦を迎える馬に根岸ステークスを挟んで来る馬、そして最近では地方の交流競走も盛んでJpn1を走ってきたダートの活躍馬が激突します。
毎年、登録馬が多くフルゲートでレースが行われますので荒れる可能性も高く馬券好きな方には楽しいレースです。
JRAの馬が最近では地方の交流競走でもよく走っていますが、やはり中央の格の高い重賞競走で結果を残している馬のほうがフェブラリーステークスでは強い印象です。東京競馬場はそれだけ直線が長く、速いスピードに付いていってしかも、最後までバテずに押し切るという横綱相撲が必要になります。
フェブラリーステークスのクワドラント適性
フェブラリーステークスの馬券考察、予想対策
毎年の傾向を見ているとやはりタフなレースという印象で、勝つ馬は早め抜け出しでさらに伸びるという強い勝ち方をしていますが、それに釣られるように走っている馬は最後にバテる可能性があるため、2~3着の馬は4コーナーまで貯めて、外から最後の直線にかける馬の強襲がよく見られます。
馬券的には2~3着に絡んできそうな馬を見つけるのも面白いかもしれません。
また、やはり内枠は競馬がしにくそうで、最内枠はG1競走でなくても結果が悪いコースです。人気馬が最内に入った場合は注意が必要ですね。
血統的にはダート血統の王者、ゴールドアリュール産駒が強いなど、やはりダート得意で馬格がある馬が結果を残しています。善戦マンではこのレースはちょっと厳しい印象ですので破壊力を持っている馬から狙っていきたいです。
後はデータ的には高齢馬には不利なデータも出ています。往年の活躍馬を応援したくなりますが、タフなコースに限ってはやはり高齢馬には苦しく、出来る限りフレッシュなパワーを持っている馬を選びたいです。