福島競馬場・ダート1700mコースの特徴とレース傾向、さらにデータ分析による特徴分析を行います。
他場で言うダート1800m戦の1周コースですね。コースが小さいので1700mになってしまった感があります。
スタート地点はホームストレッチからで、最初のコーナーまでの長さは338.5mと普通です。最後の直線はやはり短い295.7mです。殆どが未勝利戦や下位条件戦のレースになります。その為、弱い馬たちが勝利を上げようと競い合うレースですので、どんぐりの背比べレースになることがほとんどです。
さすがに1周コースですので、ダード1150mのように行った行ったばかりで収まりませんが、やはり先行馬有利のコースです。ただ、隊列が結構定まらないことが多く先行馬探し自体が難しいですね。
最初の直線が300m以上あれば条件戦レベルの馬であれば十分縦長の隊列になります。その後、向こう正面でやや駆け引きのある展開になります。やはり4コーナーでは前に出ておきたいですね。
福島競馬場 1700m ダート・右の基礎データ
最初のコーナーまでの直線距離 | 338.50m |
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ゴール前直線距離 | 295.70m |
ゴール前直線坂 | 平坦 |
直線部分合計 | 約960m |
コーナー部分合計 | 約740m |
コーナーの数 | 4個 |
コーナータイプ(3~4コーナー) | 小回り |
コーナーのR | 113 |
高低差 | 2.1m |
芝の種類 | ダート |
フルゲート | 15頭 |
幅員 | 20.0m |
このコースを利用する重賞レース
このコースを利用する重賞レースはありません。福島競馬場・ダート1700mコースのラップタイム・データ分析
コースのラップ分析からどういったレースの質になりやすいか紹介します。
※データは2020年10月に過去10年間から取得したもの。
※PCIはターゲットのペースチェンジ指数、上がり3Fを分岐点とし50が中間、大きくなるほどペースアップ。
福島ダート1700mの高低図
福島ダート1700mのラップタイムグラフ
福島ダート1700mの速度変化グラフ
判定「標準戦」:先行争いは激しいが、その後は一定のペース。
小回り1周コースの特徴らしい、スタート後の先行争いが激しく最後はペースが上がらないコース。平均的にこのコースで最後に脚を使えるような馬が出ていない模様。
福島競馬場 1700m ダート・右のクワドラント適性
福島競馬場・ダート1700mコースの特徴とレース傾向と攻略法
枠順の有利不利をみると、通常はコーナー4つの1周コースなら内枠が距離損無く進めて有利なのですが、その傾向が出ていません。恐らく、そういった傾向が出ないぐらいあまり厳しい争いにならないので、外枠の馬もスムーズに前に出られるのでしょう。
ローカル場の戦いで条件戦なので馬券に参加する人も限られているのかもしれませんが、基本的に前走などで着順の良い馬が人気で支持されます。しかし、そういった押し出された形での人気馬ですので信頼感はありません。
でも、他の馬買うにしても馬券材料に乏しいので頭を悩ませる事が多いです。
面白いのが5~9番人気ぐらいのほうが回収率が高い(当然的中率は下がる)ので、人気は無視して何か自分なりの買い方を検証して、その買い方を信じて買い続けることが有利な状況になりそうです。
ファクターとしては調子のいい騎手(ローカル巧者騎手)や馬場状況による変わり身期待買いなど、普段ないファクターで走ってくれる状況を見つけることですね。逆のやり方も効果的で減点法で悪いファクターを見つけたら切っていくやり方も良さそうです。
[その他の距離・トラック別特徴]
芝 | 1200m | 1800m | 2000m | 2600m |
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ダート | 1150m | 1700m | 2400m |