ニーニャの新馬戦は勝ち負けの3着となり未勝利脱出の可能性がぐっと高まったところで、叩いて中1週という勝ちに来たレースでした。人気も3番人気に推されて新馬戦のような競馬ができれば順番が回ってくるという見立てだと思います。
また、開幕馬場で枠順も1番枠を引き当て俄然出資者の中では盛り上がっていましたが、唯一残念なのが無観客競馬ということで応援に行けない状況ということですね。
それでもレースが無事に開催できて馬がレースに参加できるだけでも良しとしましょう。
2/29(土)中京・3歳未勝利(芝2000m・牝)藤岡康太騎手 結果8着
結果は最後の直線で伸びずに8着でした。
4コーナー辺りまでは2列目の内目でじっくり乗れていたので、そこから初戦のような伸びを見せれば勝機ありという展開でしたが、初戦のような末脚は見られませんでした。
レース後のコメントによると敗因は「スタミナ不足」ではないかということです。どちらかというと馬体的にも母の立派な感じが出ていてスピードはありそうなので、ゴールドシップ産駒ということに拘らず、次走はもう少し短い距離を選んできそうです。
ただ、新馬戦から2戦しているので連戦できるのか?このあたりはクラブの情報更新待ちですね。
レースを振り返ってみましょう。
多頭数のレースでもスタートをしっかりと決めて先手を取れるのはニーニャの良さですね。気性も素直そうなので、芦毛の馬ですが母似なところを感じます。また二の脚も速めなのですっと良い番手は取りやすそうです。
最初のコーナーまでの先手争いには無理せずともついていけるスピードを持っています。1コーナーのコーナーリングでは内枠の利を活かして、しっかりといいポジションをキープ。藤岡騎手は抜群の騎乗をしたと思います。
4コーナー手前では、前の馬にピッタリついて後はいつでも抜け出せば勝てるぐらいの雰囲気はありました。
ところが直線向いてから思ったほど反応がよくありません。直線入ってグイグイという感じがなかったので、これは厳しいと感じました。
結果的には後方の馬にも抜かされて8着まで順位を下げました。ジョッキーのコメントでは「バテていた」ということで体力不足も否めないところです。
初戦のレースからすると叩いて良化して、もう少し頑張って欲しかったというのが正直な感想です。初戦も1800mでしたので、2000mのレースがこなせないわけではないと思います。ということで初戦よりもパフォーマンスが悪かった2戦目ということになります。
競馬の怖さはこれがあって、勝てる時に勝たないと調子を落としたらパフォーマンスが出なくなることもあります。ニーニャに関してはまだ2戦目ですので、なんとも言えませんが、恐らく調教師の判断からは次は距離短縮のレースを使ってくると思います。
2戦してみてスピードは良いものを持っていると感じます(すっと先手取れるため)。ただ、追ってジリジリと言った印象は否めないので、勝ち味に遅い馬かもしれません。
こういった体力不足でスピード重視の馬は逃げて、4コーナーまでに突き放して勝つというのが結構多いと思いますので、距離短縮とバテるの覚悟で、ちょっと早仕掛けのレースをしてみて欲しいですね。