ノルマンディーのバルンストックのデビュー戦です。このレースは口取りに申し込んだら当選しましたので、阪神競馬場で応援しました!
前日の気配では4番人気ぐらいにはなりそう。相手として気になるのはゴールドシップ産駒のツインシップが調教がけしていて、キャロットのサンテルノ、そしてサトノマッスルあたりはこの距離で出てきているだけあってそれなりに勝負に来ている感じだったでしょうか?
パドックを見た感じでは贔屓目なしで「バルンストック」が一番良く見えました。これなら勝つ可能性あるかもとドキドキしながら阪神競馬場で応援していました。パドックの写真は多くの方が良いものを撮っているので、私からはスマホで取ったものしか無いので良いものがありません・・・
そういえばバルンストックはDハミでしたね。
パドックの周りの気配やゴール前にいるとノルマンディーの会員さんとキャロットの会員さんがたくさんいそうな感じでした(写真を取っている馬から)。またスーツ姿の人は口取り当たっているのでよりソワソワしている感じですね。私も初体験だったのでソワソワしていました。
結果的には皆さんの知っての通り見事な逃げ切り勝ちを収めています。
12/01(日)阪神・2歳新馬(芝2000m・混)岩田望来騎手 結果:優勝
帰ってきてから映像でもう一度振り返っていますので、記事にしてみたいと思います。
なお、このレース2番枠で減量騎手の岩田望来騎手、そして心臓強そうで完歩の大きい馬ということで逃げたほうが面白いと思っていたので、岩田騎手は抜群のレース運びをしています。
スタートはさすが新馬戦です。競馬場の実況でも「そっと飛び出しました」って言われてましたね。そんな中でもバルンストックは好スタート、サトノマッスル(4番)が外によれて外枠の馬がやや不利を受けています。
スタンド前では3頭が競い合いになりました。内枠を活かしてバルンストックが譲らなかったのは良かったととも思います。ここまでは思い通りの展開。
2コーナーあたりでは2頭が引き離す展開になりました。恐らく大方の人は新馬でペース乱していると思っていたかもしれませんが、バルンストックの特性を知っている人からすれば理想的な展開運びと感じたのではないでしょうか?勝つならこの形と私は思っていました。
4コーナーでは後方の馬も追撃開始ですが、バルンストックは心肺機能の強さが特徴です。ここで垂れることなく引き離しにかかります。4コーナーで下がらない時点で、ちょっと期待が生まれてきます。
人気馬のサンテルノが射程圏内に収めてきています。このあたり、キャロット勢とノルマン勢がどちらもゴール前でざわついていたように思います。
しかしながらゴール前でもしつこく足を伸ばしたバルンストックです。もう一頭内からメイショウが伸びてきてヒヤッとしましたが、残り150mぐらいで勝ちを確信しました!
最後は2着に4分の3馬身差。さらに後方には3馬身ぐらい差が開いています。上がり3Fでは35.2で3位時計ですが、ラップタイムや勝ち時計の2.01.7は時計が出る開幕阪神競馬場とはいえ、新馬ではそこそこ優秀です。文句なしの勝ち方だったと思います。
走りっぷりを見ていると、まだまだ体の使い方は子供の印象。またパドックなどを見ても線が細い感じはしました。そしてなんと言っても完歩の大きさが目立ちますね。大きなストライドでゆったり走るタイプなので、直線の長い、距離のあるレースで活躍しそうです。心肺機能が強いのは魅力的でしょう。
血統面で見ると母父にキンカメで、父親は仮想ディープインパクトのブラックタイドですからノルマンらしくない血統です。この馬が低価格で買えたというのは、やはりノルマンしか出来ないかもしれませんね。
一方、走りにくい馬場とかは苦手だと思います。今回のような開幕週で広い競馬場、そして気分良く逃げて心肺機能を活かすといった条件が必要そうになりそうですが、今回、調教でも乗ってくれた岩田望来騎手は本当に上手に乗ってくれたと思います。新馬戦を勝ったことでレース選択というかスケジュールは組みやすくなったと思いますので、いい条件のところで次も頑張って欲しいですね。
何はともあれデアリングタクトに続いて新馬勝ち!そして口取り当選で勝ってくれて初口取りも体験できました!ウィーナーズサークルの周りからは会員の方おめでとうなど優しい言葉が掛かっていました。それにしても、カメラの台数が凄くて、あんなにいろいろなカメラでどこで使われるんだ?の気分でした。
愛馬が勝つ喜び、期待や不安を感じながら応援するというのはやはり楽しいものです。400分の1でも十分楽しめますし、同じ一口を持っている方と喜びを共有できているのもいいと思います。一口に参加している人って、勝っても負けても楽しんでいる感がありますね^^
バルンストックにとっても初めてのウィナーズサークルでの口取りですね。写真撮ってるときに、カメラ音を気にしているようなかわいい素振りを見せていました。間近で見るとかなり可愛い部類の馬になると思います。